
ガラスは、家や車、日用雑貨まで、
様々な場所で使われている身近なものです。
透明で仕切られた向こうもくっきりと見ることができるので、
様々な場面で使いやすい素材です。
しかしその一方で、「割れやすい」というデメリットも
持っています。思いがけずガラスが割れてしまった場合に、
破片で怪我をすることも心配しなくてはいけません。
そうした「ガラスそのもののデメリット」を
小さくしているのが、強化ガラスです。
強化ガラスは通常の板ガラスに比べて、強度の強いガラスです。
どのくらい強いのかというと、通常のガラスのおよそ3〜5倍程度と言われ、
「人やボールがぶつかっても、割れにくい」という特徴を持っています。
見た目では、通常のガラスとほとんど変わりがありません。
しかし、面での衝撃に強く、耐久性も高いという特徴を持っています。
もちろん強化タイプのガラスにも様々な種類があり、利用したい場所に合った製品を
選ぶ必要があります。様々な厚さのガラスがあり、その厚さによって強度は異なります。
強化ガラスの魅力はもちろん「割れにくいこと」ですが、
もう一つ「割れても怪我しにくいこと」が挙げられます。
強化されているとはいえ、ガラスには割れる可能性がつきものです。
一般のガラスの場合には、割れた時には大小さまざまな破片となります。
中にはとがっているものも多く、怪我が心配です。
しかし強化されているガラスの場合、万が一割れてしまった時には、破片は粉々の状態になります。
そのため子供が誤ってガラスに飛び込んでしまった場合でも、踏んだり触れたりして破片で
怪我をする可能性はぐっと低くなるというメリットがあります。
しかし、強化タイプのガラスには、
一点覚えておかなければならない点があります。
「強化ガラス」と「防犯ガラス」は異なるということです。
防犯の為に割られにくい強いガラスをお求めの場合は、
「防犯ガラス」の方をご購入ください。
よく「強化されているガラス=防犯ガラス」と
勘違いされるのですが、そうではありません。
強化されていても、点での衝撃には弱いというのが、
このガラスの特徴的な点です。
侵入しようという明確な意志を持ち、バールのようなもので
窓ガラスをたたけば、あっという間に窓ガラスは粉々になってしまいます。
反対に防犯ガラスは「割る為に必要な力は少ない」ですが、1か所に破損が生じても連鎖的に
ばらばらと崩れるのではなく「破損が広がらない」作りとなっています。
そのためバールなどを使ってある程度の大きな穴を作るのは、労力が必要となります。
こうした点から、強化ガラスの主な活躍場所は
「子供が怪我をしそうな場所」や「公共の場所」となっています。
また、現在では、様々な種類が販売されており、室内の扉や間仕切りに使われているガラスを
強化タイプに変更することも可能となっています。小さなお子様がいるご家庭では、
こうした製品の導入をしておくと、万が一ガラスを割ってしまったときにも安心です。
その他強化ガラス導入について気になることや、見積もりについてのご相談は、
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