
防犯ガラスは窓ガラスからの侵入を防ぐための手段として、非常に有効であると考えられています。
しかし、その一方で、導入する際には費用が必要となります。
通常のガラス窓と比べて、その費用が高いことで、
導入を躊躇してしまっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、防犯ガラス利用の際には想像以上のメリットを受けることも可能なのです。
ぜひ防犯ガラス性能についてよく知って、検討してみてください。
防犯効果の高いガラスの多くは、
「2枚のガラスの間に、厚みのある特殊な膜や板を挟む」という方法で、
破壊されにくい構造になっています。
メーカーや商品によって、どんな素材のどんな厚さのものが挟み込んであるのかが違ってきます。
どの程度の性能を望むのかによって、構造、厚みの製品を選ぶのかが変わってきます。
一般的に、ガラスの間に挟み込む特殊膜やポリカーボネート版の厚さがあるほど、
防犯の効果が高いと言われています。
一般のガラスと比べて、どのくらいの強度があるのかを実験したデータがあります。
空き巣が窓ガラスからの侵入を試みる際には、二つの手段があります。
それが「こじ破り」(三角割り)と「打ち破り」です。
前者は「人に気づかれずに侵入しようと試みる方法」で、
後者は「人に気づかれても、誰かが来る前に仕事を終える方法」です。
一般のガラスを3ミリと仮定すると、防犯ガラスの中でも性能が低めのものでも、
侵入までの時間を格段に遅くしてくれます。
「こじ破り」で侵入を試みた時には、
30ミル防犯ガラスの場合、破壊までの時間は7.5倍となります。
90ミルと性能が高い製品の場合にはおよそ10倍以上の時間稼ぎをしてくれるという
実験の結果が出ています。
「打ち破り」の場合には30ミルの製品でも、
17.5倍の時間稼ぎをしてくれます。90ミルの場合には80倍以上となるので、
「短期間で犯行を行いたい」と考える空き巣被害は、ほぼ防げると考えてよいのではないでしょうか。
このような防犯性能の高さに加え、その寿命も魅力の一つです。
窓ガラスの防犯には、「防犯フィルム」などの方法もありますが、
防犯ガラスの場合は、その耐用年数が圧倒的に長いのです。
寿命が長いことで、メンテナンスも楽に、長期間使い続けることが可能となります。
一度施工してしまうと、安心感から次のメンテナンスについては忘れがちです。
そんなときにも、寿命が長いガラスはオススメなのです。
強度、効果、そして耐用年数から見る、防犯ガラス性能に興味を持っていただけましたか?
気になる点があれば、お問い合わせページより、お気軽にご質問ください。